受賞作ドットジェイピー

鷲田清一

Wikipedia情報

鷲田 清一(わしだ きよかず、1949年9月2日 - )は、日本の哲学者(臨床哲学・倫理学)。評論家、大阪大学名誉教授、京都市立芸術大学名誉教授。せんだいメディアテーク館長、サントリー文化財団副理事長、京都コンサートホール館長。関西大学文学部教授、大阪大学総長、京都市立芸術大学理事長・学長などを歴任した。 京都大学文学部哲学科を卒業し、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。フッサールや、メルロ=ポンティといった現象学、身体論の視点から、他者、所有、規範、制度などの諸問題を論じる。 ファッションと自己の相関を考察した『モードの迷宮』(1987年)、『顔の現象学』(1998年)などにより、独自の研究領域を開拓した。また、医療や教育の現場に哲学の思考をつなぐ「臨床哲学」を提唱し、『「聴く」ことの力』(1999年)、『くじけそうな時の臨床哲学クリニック』(2001年)などを著す。臨床哲学とは、いたずらに学説を援用するのではなく、身体のある場所から哲学を始める方法である。哲学の発想を社会が抱えている諸問題につなげることによって、哲学が社会に対してできることを探求している。 フランス発祥の哲学カフェを1990年代、日本に初めて持ち込んだ。

受賞作一覧

2012

第63回読売文学賞

1989

第11回サントリー学芸賞