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けものみち

受賞一覧

1956

第6回H氏賞

Wikipedia情報

『けものみち』は、松本清張の長編小説。「けものみち」に迷い込み、戦後日本の権力構造を垣間見た者たちの運命の変転を描く、著者の社会派サスペンスの代表的長編である。『週刊新潮』(1962年1月8日号 - 1963年12月30日号、連載時の挿絵は生沢朗)に連載され、1964年5月、新潮社から単行本として刊行された。後に電子書籍版も発売されている。 1965年に東宝で映画化、また3度テレビドラマ化されている。 あらすじ 成沢民子は、脳軟化症のために動けなくなった夫・成沢寛次を養うため、割烹旅館・芳仙閣で住み込みの女中をしていた。しかし、寛次はそんな民子をいたわるどころか、日々、猜疑心を募らせ、民子が家に戻るたびに、執拗にいたぶるのだった。 ある日、芳仙閣にニュー・ローヤル・ホテルの支配人・小滝章二郎が訪れる。小滝は民子に、今の生活から抜け出し、もっと安楽な生活に導く手助けをするようなことをほのめかす。民子は小滝の誘いに乗ることを決意し、失火に見せかけて夫を焼き殺す。そして、民子は弁護士・秦野重武によって、政財界の黒幕・鬼頭洪太の邸宅に連れて行かれる。