「
我が名はコンラッド
」
わが名はコンラッド (ハヤカワ文庫 SF 178)
ロジャー・ゼラズニイ
¥ 651
早川書房
受賞一覧
1976
年
第7回星雲賞
海外長編部門 (
ロジャー・ゼラズニイ
)
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amazonユーザーによるレビュー
20年前の感想
ギリシャ神話を読んだことがないので細かいところはよくわからないが、登場人物の魅力だけでも十分楽しめる。
たしか最初の青背でしたね
ハヤカワ文庫の青背のSFの第1号ではなかったでしょうか。つまりSFシリーズというペーパーバックサイズから文庫に移行した頃に翻訳された作品です。背が青いのが珍しく、また表紙もブルーのエーゲ海でしたし、視覚的に強烈な印象を持っています。代表作『光の王』は大傑作だと思いますが、この小品もそれに匹敵するくらい好きです。作者を含めたアメリカ人は神話がないのでギリシャ神話に憧れを感じるのでしょう。私もこの世界に懐かしさを感じます。核戦争後のエーゲ海が放射能で汚染され、神話世界さながらに奇形の怪物たちが生息している、という設定です。主人公がゼラズニィ作品の典型、巻き込まれ型ハードボイルドでかっこいい。
不老不死とギリシャ神話
主人公は不老不死です
たいていの作品では悲劇です
ゼラズニイの世界では主人公は不老不死を謳歌します
初期のゼラズニイの作品は神話や民間伝承の世界が舞台です
古典とニューウエーブが融合した傑作です
ヒューゴー賞に輝くゼラズニイの傑作
この作品は、ゼラズニイの長編第1作にあたり、ヒューゴー賞を受賞しました。この作品以降1960年代のゼラズニイ黄金時代を築いていきます。舞台は、核戦争によって荒廃した未来の地球、そこに現在の支配的立場にある異星人が地球を買い付けに来ます。主人公コンラッド・ノミコスは、不死のヒーローとして再び危機に立ち向かうことに。ギリシア神話を底辺にヒロイック・ファンタジーとSFを組み合わせたゼラズニイ独特の魅力的な世界が展開されます。主人公のキャラクターも好感よく、アクション映画的に快調に読んで行けます。ラストも上手くまとまってさわやかな読後感です。
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