「
108年目の初恋。
」
108年目の初恋。 (ファミ通文庫)
末永 外徒
¥ 609
エンターブレイン
在庫あり。
受賞一覧
2006
年
第8回エンターブレインえんため大賞小説部門
優秀賞 (
末永外徒
)
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amazonユーザーによるレビュー
ネタに頼らずに、ピュアな初恋に向かい合った秀作
これは、築108年の旧校舎と12歳の少年の初恋のお話。
中学一年生の初恋の、初々しさや新鮮さをピュアに描いた秀作である。
物語中盤まで恋を意識したことのない少年・新が、生徒会副会長を女と意識する瞬間や、
新に想いを寄せながらも、急接近する2人を見ていて心穏やかでない同級生の夕子、
夕子を応援しているはずが、新の純粋さに惹かれていく旧校舎のコウなど、
初々しさの残る中学生の初恋を、旧校舎の一人称を通じて巧みに描いている。
私的に気に入ったのは、同級生の夕子。
素直になれない彼女が一生懸命に新にアプローチする描写や、告白の台詞、
そして終盤にコウに向けられた祝福の言葉など、彼女の想いは胸に迫るものがあった。
新の無神経さや間の抜けたところ、コウの弱気で諦めの早いところなど、
粗を捜せばいくらでも見つかる彼らが、好きという感情一つでつながる様子は、まさにピュア。
設定上の疑問点はすべて、瑣末なことと割り切ってしまいたくなるほどだ。
読んでいて恥ずかしくなるほどの初恋を描いた、オススメの物語である。
おもしろかったです
「少年と少女のピュアなラブストーリー」「恥ずかしい物語」(あとがきより)は、自分には抵抗があるかと思ったのですが、「学校の初恋」の章あたりからは止まらなくなってしまって、風呂の中でのぼせかけました(笑)。
ストーリーは直線ど真ん中。こういう設定だろうなーと思った設定だったのですが(付喪神のお話)、化身をつかわず(最後のほうでは使いますが)「ヒロインが学校」のまま話をすすめるとは思いませんでした。
「狼と香辛料」でもそうでしたが、バトルを中心にもってこないでライトノベルって難しいと思うのだけれど、読ませるのは筆力があるからだな。ヒロインの一人称という形で話は進んでいきます。覚醒して8年目な学校は、純粋で、でも恋心をいだいてからは、別のヒロインに嫉妬したりする。そこがとても魅力的でした。
ヒロイン以外のキャラクターもよく書けております。怒り肩の巫女リアン萌え(笑)。しかし、たぶん一番の萌えキャラは坂柳友久くんかもしれん。
「正統派ジュブナイル」
主人公は学校の付喪神、という一見奇抜な設定だが、
中身は甘酸っぱさあふれる正統派学園もの。
なかなか最近の小説では出会えない、心温まる読後感が
あります。読んでみ。
秀逸です
題名からどのような方向に行くかはおおよそ想像できるので意外性はあまりありませんが、直球ど真ん中のようなラブストーリーです。
脇役もなかなかに魅力的なのでついそっちに肩入れしたくなります。
続編は作りにくいと思われるのでまた新しい話になるのでしょうが、次が出たら買いたいと思います。
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