「
おれの血は他人の血
」
おれの血は他人の血 (新潮文庫 つ 4-8)
筒井 康隆
¥ 420
新潮社
受賞一覧
1975
年
第6回星雲賞
国内長編部門 (
筒井康隆
)
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amazonユーザーによるレビュー
必然性のあるグロ
この類の本をたくさん読んだことがあるわけではないのでよく分かりませんが、
筋書きは特に変わったところはありません。キれて暴れたら手のつけられないサラリーマンが
やくざの構想に巻き込まれるという。
しかしやはり筒井氏の真骨頂と申しましょうか、やくざの抗争で町が丸ごと破滅していく
描写は圧巻であります。むくつけき大男だろうが、美しい女だろうが、脳みそ飛び散らして
小便垂れ流してヘラヘラ笑いながら死んでいきます。しかし死とは本来こういうものなのでしょうな。
それだけに、一通り読み終わったあとは、なにかこう、気持ちがしんとした感じになります。
下手なラブランドピースな三文小説よりも、「戦争ってやっぱりいけないんだな」と、
素直な心で思えます。それはまるで、目の前で暴力教師に友達が吹っ飛ばされるのを
見てしまって、急に真面目に生活したくなるような一瞬と似ております。
その辺が、ただおもしろがって卑猥な言葉を叫ぶ小学生の思考回路と決定的に違うところ
でして、筒井氏が高い評価をされているところの一つには、おそらくこういうところがあるんだな、
という感じがします。よくご存じの方には当たり前中の当たり前の話なんでしょうけど。
痛快無比のバイオレンスアクション
しがない建設会社の社員が、地方都市でヤクザの抗争に巻き込まれ、それまで眠っていた力によって大暴れするという話し。
もう30年近く前に読みましたが、痛快この上なく何度も読み返しました。小説の評価は好き嫌いによって大きく違ってくると思いますが、私にとってはアクション小説の中では最高傑作です。
筒井の暴力描写を堪能したいなら
刊行昭和49年、文庫本発行は昭和54年。長篇。過去の不可抗力の出来事が原因で異常な力を持つ主人公。切れると見境なく暴力がエスカレート、自己統御できない力を持つ。暴力描写は豊富。ドタバタ、ブラックな笑いは少な目。設定や人物描写は平均的。解説は山田正紀。
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