受賞一覧
『ムービー43』(ムービーフォーティスリー、Movie 43)は、2013年にアメリカ合衆国で公開されたインディペンデント系のコメディ・アンソロジー映画。ピーター・ファレリーが共同監督と製作を担当し、ロッキー・ルッソやジェレミー・ソセンコらが脚本を担当した。
本作は14篇の異なる物語によって構成され、異なる監督がそれぞれのスケッチのメガホンをとっている。本作でメガホンをとった監督は、エリザベス・バンクス、スティーヴン・ブリル、スティーヴ・カー、ラスティ・カンデッフ、ジェームズ・ダフィ (James Duffy)、グリフィン・ダン、パトリック・フォーシュベリ、ジェームズ・ガン、ボブ・オデンカーク、ブレット・ラトナー、ウィル・グラハム、ジョナサン・ヴァン・タルケンである。本作には、ハル・ベリー、ジェラルド・バトラー、アンナ・ファリス、ヒュー・ジャックマン、ジョニー・ノックスヴィル、クリストファー・ミンツ=プラッセ、ショーン・ウィリアム・スコット、エマ・ストーン、クリスティン・ベル、ケイト・ウィンスレットなどといった多数のスター俳優が出演している。
本作の脚本はほとんどのスタジオによってあからさまに拒絶されたため(最終的にはレラティビティ・メディアが600万ドルで製作権を取得した)、完成までに丸10年の期間を要した。キャスティングもプロデューサーに対する挑戦とでも呼ぶべきもので、多数のスター俳優が出演していることから撮影には数年を要した。俳優の中にはジョージ・クルーニーのように出演を拒否した者もいたほか、リチャード・ギアのように途中でプロジェクトから去ろうとした者もいた。
2013年1月25日にアメリカ合衆国の劇場で公開されると、本作は批評家によって広く酷評された。『シカゴ・サンタイムズ』のリチャード・ローパーは本作を「『市民ケーン』をひどくしたもの」と呼んだ。
日本では2013年8月10日にR-15指定で公開され、2014年1月10日にDVD・Blu-rayソフトが発売された。