『人生狂騒曲』(じんせいきょうそうきょく、Monty Python's The Meaning Of Life)は、1983年に公開されたモンティ・パイソンの4作目にして最後の映画。前3作品と異なり、この映画のみ日本では劇場未公開。パイソンズ全員がグループとして製作した最後の作品である。また、本編前には前座として短編映画『クリムゾン 老人は荒野をめざす』(The Crimson Permanent Assurance)が組み込まれた。
原題の『The Meaning Of Life』には「人生の意味とは何か?」という意図が込められている。人生、つまり誕生から死までをテーマにした、「人生とは何か」を問うスケッチの数々で構成されている。そしてラストには直接的な結論が提示される。
前作に続き、権威に対して中指を立てる姿勢はメンバーが40歳を過ぎても変わらないが、エログロネタやブラックさはより充実し、過激な作品に仕上がっている。実験的な演出も多い。名シーンや傑作スケッチも数多く存在するが、一方で駄作も多く、パイソンズ自身にとっても満足のいかない作品となった。
この作品はメンバーの思いとは裏腹に高い評価を得、見事カンヌ映画祭審査員特別賞を受賞した。