受賞一覧
『夜明け前』(よあけまえ)は、島崎藤村による長編小説、2部構成。「木曾路はすべて山の中である」の書き出しで始まる。藤村の父をモデルに明治維新前後の歴史を、当時の資料をふんだんに使い、個人と社会の動向を重層させて描いた小説。
日本近代文学の金字塔であり、最大のドキュメントの一つと評される。文芸批評家の篠田一士は、自著『二十世紀の十大小説』において、プルースト『失われた時を求めて』、ジョイス『ユリシーズ』、フォークナー『アブサロム、アブサロム!』、ガルシア=マルケス『百年の孤独』などと並び、日本文学から唯一本作を選出している。