『野生のエルザ』(やせいのエルザ、原題:Born Free)は、ジョイ・アダムソンによる実在のライオンを記録した1960年刊行のノンフィクション作品。ベストセラーとなったのち、映画化・テレビドラマ化された。
原題「Born Free」は、新約聖書の使徒行伝にある、パウロが彼を捕らえた兵士に言った言葉「But I was free born」(しかし、私は生まれながらの自由(民)です)に由来するという。
邦訳書は藤原英司による『野生のエルザ ライオンを育てた母の記録』で、1962年に文藝春秋新社から刊行された。邦訳名は、当時、文藝春秋の出版部長だった井上良の創案であった。