芥川賞

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芥川龍之介賞（あくたがわりゅうのすけしょう）、通称芥川賞（あくたがわしょう）は、芸術性を踏まえた一篇の短編あるいは中編作品に与えられる文学賞である。文藝春秋社内の日本文学振興会によって選考が行われ、賞が授与される。掌編小説には授与されたことがない。

受賞作一覧

2024年

第172回

安堂ホセ「DTOPIA」
鈴木結生「ゲーテはすべてを言った」

第171回

朝比奈秋「サンショウウオの四十九日」
松永K三蔵「バリ山行」

2023年

第170回

九段理江「東京都同情塔」

第169回

市川沙央「ハンチバック」

第168回

佐藤厚志「荒地の家族」
井戸川射子「この世の喜びよ」

2022年

第167回

高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」

第166回

砂川文次「ブラックボックス」

2021年

第165回

石沢麻依「貝に続く場所にて」
李琴峰「彼岸花が咲く島」

第164回

宇佐見りん「推し、燃ゆ」

2020年

第163回

高山羽根子「首里の馬」
遠野遥「破局」

第162回

古川真人「背高泡立草」

2019年

第161回

今村夏子「むらさきのスカートの女」

第160回

上田岳弘「ニムロッド」
町屋良平「1R1分34秒」

2018年

第159回

高橋弘希「送り火」

第158回

石井遊佳「百年泥」
若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」

2017年

第157回

沼田真佑「影裏」

第156回

山下澄人「しんせかい」

2016年

第155回

村田沙耶香「コンビニ人間」

第154回

滝口悠生「死んでいない者」
本谷有希子「異類婚姻譚」

2015年

第153回

羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」
又吉直樹「火花」

第152回

小野正嗣「九年前の祈り」

2014年

第151回

柴崎友香「春の庭」

第150回

小山田浩子「穴」

2013年

第149回

藤野可織「爪と目」

第148回

黒田夏子「ａｂさんご」

2012年

第147回

鹿島田真希「冥土めぐり」

第146回

円城塔「道化師の蝶」
田中慎弥「共喰い」

2011年

第144回

朝吹真理子「きことわ」
西村賢太「苦役列車」

2010年

第143回

赤染晶子「乙女の密告」

2009年

第141回

磯崎憲一郎「終の住処」

第140回

津村記久子「ポトスライムの舟」

2008年

第139回

楊逸「時が滲む朝」

第138回

川上未映子「乳と卵」

2007年

第137回

諏訪哲史「アサッテの人」

第136回

青山七恵「ひとり日和」

2006年

第135回

伊藤たかみ「八月の路上に捨てる」

第134回

絲山秋子「沖で待つ」

2005年

第133回

中村文則「土の中の子供」

第132回

阿部和重「グランド・フィナーレ」

2004年

第131回

モブ・ノリオ「介護入門」

第130回

金原ひとみ「蛇にピアス」
綿矢りさ「蹴りたい背中」

2003年

第129回

吉村萬壱「ハリガネムシ」

第128回

大道珠貴「しょっぱいドライブ」

2002年

第127回

吉田修一「パーク・ライフ」

第126回

長嶋有「猛スピードで母は」

2001年

第125回

玄侑宗久「中陰の花」

第124回

青来有一「聖水」
堀江敏幸「熊の敷石」

2000年

第123回

松浦寿輝「花腐し」
町田康「きれぎれ」

第122回

玄月「蔭の棲みか」
藤野千夜「夏の約束」

1999年

第120回

平野啓一郎「日蝕」

1998年

第119回

1997年

第117回

目取真俊「水滴」

第116回

辻仁成「海峡の光」
柳美里「家族シネマ」

1996年

第115回

川上弘美「蛇を踏む」

第114回

又吉栄喜「豚の報い」

1995年

第113回

保坂和志「この人の閾」

1994年

第111回

第110回

奥泉光「石の来歴」

1993年

第109回

吉目木晴彦「寂寥郊野」

第108回

多和田葉子「犬婿入り」

1992年

第107回

藤原智美「運転士」

第106回

松村栄子「至高聖所アバトーン」

1991年

第105回

荻野アンナ「背負い水」
辺見庸「自動起床装置」

第104回

小川洋子「妊娠カレンダー」

1990年

第103回

辻原登「村の名前」

第102回

大岡玲「表層生活」
瀧澤美恵子「ネコババのいる町で」

1989年

第100回

南木佳士「ダイヤモンドダスト」
李良枝「由煕」

1988年

第99回

新井満「尋ね人の時間」

第98回

三浦清宏「長男の出家」
池澤夏樹「スティル・ライフ」

1987年

第97回

村田喜代子「鍋の中」

1986年

第94回

米谷ふみ子「過越しの祭」

1985年

第92回

木崎さと子「青桐」

1984年

第90回

笠原淳「杢二の世界」
高樹のぶ子「光抱く友よ」

1983年

第88回

加藤幸子「夢の壁」
唐十郎「佐川君からの手紙」

1981年

第85回

吉行理恵「小さな貴婦人」

第84回

尾辻克彦「父が消えた」

1980年

第82回

森禮子「モッキングバードのいる町」

1979年

第81回

重兼芳子「やまあいの煙」
青野聰「愚者の夜」

1978年

第79回

高橋三千綱「九月の空」
高橋揆一郎「伸予」

第78回

宮本輝「螢川」
高城修三「榧の木祭り」

1977年

第77回

三田誠広「僕って何」
池田満寿夫「エーゲ海に捧ぐ」

1976年

第75回

村上龍「限りなく透明に近いブルー」

第74回

岡松和夫「志賀島」
中上健次「岬」

1975年

第73回

林京子「祭りの場」

第72回

阪田寛夫「土の器」
日野啓三「あの夕陽」

1974年

第70回

森敦「月山」
野呂邦暢「草のつるぎ」

1973年

第69回

三木卓「鶸」

第68回

郷静子「れくいえむ」
山本道子「ベティさんの庭」

1972年

第67回

宮原昭夫「誰かが触った」
畑山博「いつか汽笛を鳴らして」

第66回

東峰夫「オキナワの少年」
李恢成「砧をうつ女」

1971年

第64回

古井由吉「杳子」

1970年

第63回

吉田知子「無明長夜」
古山高麗雄「プレオー8の夜明け」

第62回

清岡卓行「アカシヤの大連」

1969年

第61回

庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」
田久保英夫「深い河」

1968年

第59回

丸谷才一「年の残り」
大庭みな子「三匹の蟹」

第58回

柏原兵三「徳山道助の帰郷」

1967年

第57回

大城立裕「カクテル・パーティー」

第56回

丸山健二「夏の流れ」

1966年

第54回

高井有一「北の河」

1965年

第53回

津村節子「玩具」

1964年

第51回

柴田翔「されどわれらが日々──」

第50回

田辺聖子「感傷旅行　センチメンタル・ジャーニィ」

1963年

第49回

河野多惠子「蟹」
後藤紀一「少年の橋」

1962年

第47回

川村晃「美談の出発」

第46回

宇能鴻一郎「鯨神」

1961年

第44回

三浦哲郎「忍ぶ川」

1960年

第43回

北杜夫「夜と霧の隅で」

1959年

第41回

斯波四郎「山塔」

1958年

第39回

大江健三郎「飼育」

第38回

開高健「裸の王様」

1957年

第37回

菊村到「硫黄島」

1956年

第35回

近藤啓太郎「海人舟」

第34回

石原慎太郎「太陽の季節」

1955年

第33回

遠藤周作「白い人」

第32回

小島信夫「アメリカン・スクール」
庄野潤三「プールサイド小景」

1954年

第31回

吉行淳之介「驟雨」

1953年

第29回

安岡章太郎「悪い仲間・陰気な愉しみ」

第28回

五味康祐「喪神」
松本清張「或る『小倉日記』伝」

1952年

第26回

堀田善衛「広場の孤独」「漢奸」

1951年

第25回

安部公房「壁　S・カルマ氏の犯罪」
石川利光「春の草」

1950年

第23回

辻亮一「異邦人」

第22回

井上靖「闘牛」

1949年

第21回

小谷剛「確証」
由起しげ子「本の話」

1945年

第20回

清水基吉「雁立」

1944年

第19回

小尾十三「登攀」
八木義徳「劉廣福」

第18回

東野邊薫「和紙」

1943年

第17回

石塚喜久三「纏足の頃」

第16回

倉光俊夫「連絡員」

1942年

第14回

芝木好子「青果の市」

1941年

第13回

多田裕計「長江デルタ」

第12回

櫻田常久「平賀源内」

1940年

第11回

受賞辞退高木卓「歌と門の盾」

第10回

寒川光太郎「密獵者」

1939年

第9回

長谷健「あさくさの子供」
半田義之「鶏騒動」

第8回

中里恒子「乗合馬車」

1938年

第7回

中山義秀「厚物咲」

第6回

火野葦平「糞尿譚」

1937年

第5回

尾崎一雄「暢気眼鏡」

第4回

石川淳「普賢」
冨澤有爲男「地中海」

1936年

第3回

小田嶽夫「城外」
鶴田知也「コシャマイン記」

1935年

第1回

石川達三「蒼氓」